間違えるのが嫌だから先に教えて

間違えるのはイヤだ

間違えるのはイヤなものです。 間違えればやり直さなければなりませんし、「できない」という気分もなかなか良くありません。 「間違える前に教えて」と思う人はたくさんいます。 しかし、この学習スタイルは、かなり効率が悪いです。

とても単純な話です。 ギターを弾こうと思ったとします。 ギターに触らずに教えてもらい、上手になる可能性はあるでしょうか。 そもそも「教えてもらったら弾ける」ということはあり得るでしょうか。

...ないですね。 ギターに触らずギターが弾けるようになる未来は想像もできません。 スポーツでも同じです。 教えてもらったから出来るのではなく、自分でしたから出来るようになるわけです。

ちゃんと間違えることが大事

もう一度ギターを例にしましょう。 アコースティックギターは、初心者にとってハードルが高いことで知られていて、ほぼ8割の人が1年以内にやめてしまうと言われています。 本当に音が出しにくい楽器で、しかも指がとても痛くなります。 ギターを鳴らそうと思ったとします。

  1. 鳴らしてみる
  2. 鳴らない
  3. なぜ鳴らない?
  4. 教えてもらう → ①へ

1回音を出してもちゃんと鳴りません。 2回音を出してもちゃんと鳴りません。 なぜかと考えます。 指の位置や抑え方を考えます。 鳴らせる人に教えてもらいます。 それでも鳴りません。 4回, 5回, 6回, 7回...、とにかく音が出るまで、上記①〜④をひたすら繰り返します。 まぁ、うんざりするほど 間違える ことになります。

勉強でも同じです。 1回でしとめたい と思って当然です。 むしろそう思うべきです。 いつまで経っても同じところにいたので、ちっとも面白くありませんから。 しかし 1回でうまく行く なんて、まれで幸運なことなのです。

必ずやり直しなさいの意味

勉強では「間違えたら必ずやり直しなさい」とよく言われます。 これはやり直すことが大事なのではなく、「出来なくても当たり前、何回でもやって出来るようにしなさい」と、当前のことを言っているだけです。 楽器やスポーツの練習と同じですね。

一体全体、楽器やスポーツ、ゲームでは何回失敗するのでしょう。 失敗しすぎていちいち数えるなんてことはしませんね。 勉強も同じです。 失敗したくない, 失敗せずに済ませたいと思いがちですが、スポーツや楽器, ゲームと同じく失敗して当たり前なのです。

スポーツや楽器、ゲームと同じように 一回でしとめたい!! でも 失敗して当たり前、出来るまでする と考えてみてください。 少し気が楽になるかもしれませんね。 「失敗した→なぜ失敗した?→工夫して再挑戦」をぐるぐると回すことに比べれば、「教えてもらうこと」などさほど重要ではないのです。